この企画って何?
この企画は「1か月だけ、ルール固定で運用して検証する」連載です。
テーマ:ChatGPTが選ぶ「推し銘柄」は当たるのかを検証
期間:2026年1月〜12月、毎月1回(全12回)
やり方:月初に原則3銘柄を買い、途中で売らず月末に一括売り
条件:新NISA(成長投資枠)+SBI証券+S株(単元未満)中心、予算内で実行
成果物:毎月「選定理由→運用→損益→振り返り」を公開し、年末に総決算
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今週の30秒まとめ
結論:4月第2週は、守り寄りの3銘柄でも押し返され、評価損益がマイナスに転びました。
数字:合計損益は -1,109円(-2.0%)。いちばん下げに効いたのは東京海上ホールディングス(8766)です。
来週:中東情勢/金利/東京海上
第1週のプラスが、第2週で消えた
損失の中心は東京海上ホールディングス(8766)
月末は「大勝ち」より「トントン前後」が本線
今週いちばん意外だった動き
今週いちばん意外だったのは、ディフェンシブ寄りで組んだ3銘柄でも、下げを止めきれなかったことです。
ディフェンシブ銘柄は、下がりにくさが持ち味です。
ただ、必ず上がるわけではありません。相場全体を動かす材料が強い週は、通信株も保険株も高配当株も一緒に重くなることがあります。
今回の第2週は、まさにその形でした。
画像ベースでは、ソフトバンク(9434)が-10円、東京海上ホールディングス(8766)が-790円、JT(2914)が-309円です。合計-1,109円のうち、東京海上ホールディングス(8766)だけで約71%を占めました。
具体例は、東京海上ホールディングス(8766)の-790円です。
数字でまず答え合わせ
結論:4月第2週終了時点の評価額は 53,229円、合計損益は -1,109円(-2.0%)です。
根拠:評価額 53,229円 − 買付総額 54,338円 = -1,109円です。
ひと言:第1週の小幅プラスは残らず、いったんマイナス圏に沈みました。
第1週の評価額は54,681円でした。
第2週は53,229円なので、1週間で1,452円押し戻された計算です。
ソフトバンク(9434):-10円
東京海上ホールディングス(8766):-790円
JT(2914):-309円


今週の流れを“物語”で追う
4月第1週までは、「守り重視の組み合わせなら、荒れた相場でも耐えやすい」という見え方でした。 ところが第2週は、個別銘柄の安定感より、相場全体の重さが勝ちました。
市場の重しになったのは、中東情勢から原油高、そこから日本の物価と金利への警戒が強まった流れです。
ロイターでは、4月7日時点で日本の10年国債利回りが2.43%まで上がり、日銀も4月6日に中東情勢の影響で地域経済が悪化しうると警戒を示しました。4月10日には、日本の卸売物価が前年比2.6%上昇し、日銀副総裁がスタグフレーションへの警戒に触れています。
つまり今回は、「景気不安」と「物価不安」が同時に来た週でした。
こういう週は、守り寄りの銘柄でも売りが出やすくなります。

値動きの主役は誰だった?
今週の主役は、残念ながら東京海上ホールディングス(8766)でした。 ただし、プラスの主役ではなく、マイナスの主役です。
ロイターの4月10日時点では、ソフトバンク(9434)は211.2円、東京海上ホールディングス(8766)は7,095円、JT(2914)は5,973円でした。買値との比較では、ソフトバンク(9434)はほぼ横ばい、東京海上ホールディングス(8766)は約-5.3%、JT(2914)は約-1.7%です。東京海上ホールディングス(8766)の52週高値は7,870円で、今はその高値圏からの調整色が出ています。
見え方としては、材料が悪化したというより、強い材料の後に高いところを買った反動が大きいです。
第2週の数字だけを見ると、4月全体の勝ち負けをいちばん左右しているのは、東京海上ホールディングス(8766)です。
動いた理由はこの3つ
1. 地合いが強すぎた
今週は、個別材料より、金利と原油の話が強く出た週でした。 10年国債利回りの上昇、卸売物価の強さ、中東情勢の長引く不透明感が重なり、株全体が選びにくい地合いでした。
2. 東京海上ホールディングス(8766)を高い位置でつかんだ
東京海上ホールディングス(8766)は、3月23日にバークシャー・ハサウェイの2.49%出資と、最大2,874億円の自己株買い方針が伝わった銘柄です。
材料自体は悪くありません。むしろ強い部類です。
だからこそ、今回は材料が出た後の高い価格帯で買い、その反動を受けた形に見えます。
3. 4月中に強い決算材料が見えにくい
ソフトバンク(9434)は5月11日に通期決算の説明会予定、JT(2914)は5月8日に2026年度第1四半期の決算説明会予定です。
少なくともこの2銘柄は4月中に決算イベントがなく、足元はマクロの流れに振られやすい状態です。
ソフトバンク(9434)は業績自体は堅く、2026年3月期第3四半期累計で売上高5兆1,954億円、営業利益8,841億円、純利益4,855億円でした。
JT(2914)も2025年通期で売上収益3兆4,677億円、調整後営業利益9,022億円、利益4,991億円と強い数字です。
ソフトバンク(9434)には、4月3日にマイクロソフトの日本向けAI投資拡大で協力先に入るという追い風もありました。
それでも伸び切れないのは、金利が上がる局面では、安定収益株や高配当株が相対的に買われにくいからです。
JT(2914)も事情は近いです。
業績は悪くありませんが、ロイターは加熱式たばこの税制変更が2026年の成長を鈍らせる可能性を伝えています。守りの銘柄でも、強く買い上がられる地合いではありません。
うまくいった点/危ない点
うまくいった点
完全な崩れ方ではなかった点です。
ソフトバンク(9434)は4月10日時点で211.2円と、買値211.3円にほぼ並んでいます。守りの組み合わせの中で、いちばん粘ったのはソフトバンク(9434)でした。
危ない点
損失の中心が1銘柄に偏っていることです。
今回の-1,109円のうち、東京海上ホールディングス(8766)だけで-790円です。
月末までの着地は、この銘柄が買値7,490円にどこまで戻せるかでかなり決まりやすいです。
東京海上ホールディングス(8766)の4月10日時点の終値は7,095円でした。
今の印象をひと言でまとめると、
「選定ミスというより、買う位置と地合いが厳しかった」です。
来週ここだけ見よう
1. 中東情勢がさらに和らぐか
ロイターでは、週末の米・イラン協議を前に、株は様子見、原油は下げた一方で、ホルムズ海峡はなお大きく閉ざされたままと伝えています。ここが落ち着くと、金利と原油の重しもやや弱まりやすいです。
2. 4月27〜28日の日銀会合に向けた金利観測
日銀の日程では、次の金融政策決定会合は4月27日と28日です。会合が近づくほど、金利の思惑で相場が振れやすくなります。
3. 東京海上ホールディングス(8766)が戻りの中心になれるか
4月の3銘柄でいちばん損益への影響が大きいのは、この銘柄です。
月末の景色を変えるには、まず東京海上ホールディングス(8766)の戻りが必要です。
本稿の見立てでは、月末の本線は「トントン近辺まで戻すが、大きくは勝ちにくい」です。
想定レンジは53,900〜54,400円前後、損益でいうと-400円〜+100円程度を中心に見ます。
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シナリオの整理は次の通りです。
弱気:208円 / 6,950円 / 5,900円 → 評価額52,400円、損益-1,938円
本線:214円 / 7,250円 / 6,040円 → 評価額54,020円、損益-318円
強気:217円 / 7,400円 / 6,120円 → 評価額54,860円、損益+522円
免責
本稿は、提示画像と公開資料をもとに4月第2週の運用を整理した検証記事です。 特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。シナリオ部分は将来予測ではなく、本稿時点の仮説整理です。




