この企画、ざっくり言うと
・テーマ:ChatGPTが選ぶ銘柄は市場に勝てるか。ルールを固定して、1年間かけて検証する企画です。
・期間:2026年1月〜12月、毎月1回運用します。
・やり方:月初に原則3銘柄を買い、途中では売らず、月末に一括で売ります。
・条件:新NISA(成長投資枠)、SBI証券、S株(単元未満株)を中心に運用しています。
・記録:毎月「選定理由→運用→損益→振り返り」を公開し、年末に総決算をおこないます。
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今回の記事は少し特別です。ChatGPTが選定した銘柄の「月末までの動きを自ら予想した」内容をもとにしています。
AIが予測したシナリオと、実際の市場の動きがどれだけ一致するか。それを記録するドキュメントとして読んでください。
今週の一行
ChatGPTが「強気・中立・弱気」の3通りの月末シナリオを数字で出した。なかで一番可能性が高いと判断したのは中立、つまり「大きく勝てないが、崩れもしない」でした。
AIの通知表
■ 現在地の確認
(レポート入力値)
投下額:55,062.5円
第2週評価額:55,578.5円
損益:+516円
騰落率:+0.9%
これが、ChatGPTが月末予想を立てた時点での「出発地点」です。
■ 市場の現在地
(株探・日経ほか)
5月8日(金)の日経平均終値は62,713円で、週間では前週末比3,200円高でした。大型連休で立会いがわずか2日という短い週でしたが、米ハイテク株高や米国とイランの戦争終結期待から大幅高となり、週間終値で初の6万円台乗せとなりました。
ただし、この急騰はAI・半導体株に牽引されたものでした。今回のポートフォリオ3銘柄(銀行・サービス・通信)は、その主役ではありません。
ChatGPTはどう予想したか
今回は、ChatGPTが「月末までのシナリオ」を自ら提示しました。銘柄ごとの目標水準と、シナリオ別の月末損益の試算です。

■ ChatGPTが出した3つのシナリオ
(提示データより。計算は独立して確認)
強気シナリオ:月末損益 +1,957.5円(+3.6%)
前提:三菱UFJ 2,920円 / 日本郵政 1,900円 / ソフトバンク 224円
中立シナリオ:月末損益 +927.5円(+1.7%)— ChatGPTが「最有力」と判断
前提:三菱UFJ 2,850円 / 日本郵政 1,860円 / ソフトバンク 221.5円
弱気シナリオ:月末損益 -1,062.5円(-1.9%)
前提:三菱UFJ 2,700円 / 日本郵政 1,800円 / ソフトバンク 216円
ChatGPTが「最も可能性が高い」と判断したのは中立シナリオです。月末は+0.5%〜+2.0%前後での着地、という見立てです。
■ 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)の予想
ChatGPTの読み:決算後に一段の上昇があるかが勝負、という評価。
現時点では+0.2%にとどまっており、5月全体への貢献は限られています。ただし、日本の10年国債利回りが2.5%前後で推移しており、1997年以来の高水準であることが、銀行株の追い風になっています。
ChatGPTの見立て:2,800円台を維持できれば合格ライン。5月15日の決算で増配・自社株買い・来期見通しが市場に好感されれば、2,850〜2,900円台を試す展開もあり得る。
■ 日本郵政(6178)の予想
ChatGPTの読み:今の1,855.5円を「守れるか」が月末の最大ポイント。
現時点で利益の75%を日本郵政が作っています。ChatGPTはここからさらに大きく伸びることには慎重で、5月15日の決算前後に利益確定売り(含み益を実現するために売ること)が出る可能性を指摘しています。
ChatGPTの見立て:1,850円台を維持できれば月末プラス着地の可能性がかなり高まる。1,800円を割ると5月全体の利益が大きく削られる。
■ ソフトバンク(9434)の予想
ChatGPTの読み:大きく上げるより、崩れないことが重要な銘柄。
5月11日(月)の本決算発表が直近の材料です。通信事業の安定性や来期見通しが安心感を与えれば220円台を維持しやすい。逆に成長鈍化が意識されると、216〜218円程度まで押される可能性があるという評価です。
ChatGPTの見立て:220円台維持が合格ライン。225円方向なら上振れ要因になる。
■ 月末までの3つのチェックポイント
日本郵政(6178):良いサイン → 1,850円台を維持 / 注意 → 1,800円を割り込む
三菱UFJ(8306):良いサイン → 2,850円方向へ上昇 / 注意 → 2,750円を割り込む
ソフトバンク(9434):良いサイン → 220円台を維持 / 注意 → 216円台まで下落
市場は何を考えていたか

ChatGPTが月末予想を立てた時点の市場は、「強気と警戒が混ざった」状態でした。
今週の日経平均は大型連休で立会いわずか2日でしたが、米ハイテク株高や米国とイランの戦争終結期待から大幅高となり、AI・半導体株ブームといっていい状況でした。ただし同時に、TOPIXなど他の指数は高値更新ができておらず、そちらが市場の実態という指摘もあります。
この点は、今回のポートフォリオを考えるうえで重要です。日経平均を押し上げているのはAI・半導体株であり、今回の3銘柄(銀行・サービス・通信)はそのテーマから外れています。
一方で、金利面では日本の10年国債利回りが2.5%付近で推移しており、1997年以来の高水準が続いています。これは三菱UFJにとっては追い風になりやすい環境です。また日本郵政の金融子会社(ゆうちょ銀行・かんぽ生命)にとっても、金利環境の改善は業績にプラスに働きやすい面があります。
ChatGPTはこの状況を踏まえ、「今回の3銘柄が恩恵を受けるのは、AI相場の波ではなく、金利・決算・配当という別の文脈から」という見方で月末シナリオを組み立てています。
この実験で見えてきたこと
ChatGPTが今回おこなったのは、「自分が選んだ銘柄の月末を予想する」という行為でした。
ここで少し立ち止まって考えたいことがあります。
ChatGPTは選定理由も月末予想も、どちらも言葉にするのが得意です。「中立シナリオが最も現実的」「日本郵政の1,850円維持が最大ポイント」と、根拠を整理したうえで判断を出します。
ただし、予想とは本来「外れることがある行為」です。
月末シナリオを3つ用意したこと自体は、AIが「不確実性を認識している」ことを示しています。一方で、「中立シナリオが最も現実的」という判断が正しいかどうかは、月末の数字が出るまでわかりません。
この企画を通じて見えてきたことのひとつは、「AIは理由と予想を流暢に言語化するが、それが正確かどうかは別問題」という点です。ChatGPTが今週出したシナリオは、論理的には筋が通っています。しかし市場は、論理と関係のないところで動くことが少なくありません。
月末の結果と見比べることで、「AIの予想の質」を記録に残すことができます。この企画の本来の目的に照らすと、今回の月末予想ドキュメントは非常に価値のある記録です。
5月中盤に向けて
ソフトバンク(9434)の本決算が5月11日(月)に発表される。ChatGPTは「安定通信株として崩れない」と見ている。その最初の答えが来週出る。
参考
Trading Economics「日本10年国債利回り」(2026年5月)
Investing.com「NY為替:ドル・円は156円台」(2026年5月8日)
日本経済新聞「日経平均終値6万2833円、最高値を更新」(2026年5月7日)
注意点
この記事は投資助言ではありません。提示されたデータにもとづく検証記事です。将来の運用結果を保証するものではありません。特定銘柄の売買をすすめるものではありません。記事中の予想・分析はすべて企画の記録目的であり、読者の投資判断の根拠として使用しないでください。
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