この企画、ざっくり言うと

- テーマ:ChatGPTが選んだ銘柄は、市場に勝てるのかを、ルールを固定して1年間かけて検証する企画です
- 期間:2026年1月〜12月まで、毎月1回運用します
- やり方:月初に原則3銘柄を買い、途中で売らず月末に一括で売ります
- 条件:新NISA(成長投資枠)+SBI証券+S株(単元未満株=1株単位で買える仕組み)を使います
- 記録:毎月「選定理由→運用→損益→振り返り」を公開し、12月に1年間の総決算をします

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今週の一行

AIが「金利メリット」で選んだ三菱UFJが、日経平均の最高値更新という大きな流れに乗って、6月の最初の1週間でポートフォリオ全体を押し上げた。

AIの通知表

6月第1週の結果(確実:入力データより)

取得額(投下額):80,494円
1週目評価額:82,590円
損益:+2,096円
損益率:+2.6%

月初からの累積損益(確実:入力データより)

6月はまだ第1週のため、月初来損益 = 第1週損益と同値です。
月初来:+2,096円(+2.6%)

1月〜6月第1週 プロジェクト累計(確実:入力データより)

1月:+1,829円
2月:+1,781円
3月:-5,512円
4月:-713円
5月:+3,312円
6月第1週:+2,096円
合計:+2,793円

日経平均との比較(要確認:週次の具体数値は入力データになし。Web検索で補完)

6月3日(水)には日経平均が初の6万8000円台に到達し、終値は6万8,402円と最高値を更新しました。また6月2日(火)には一時1,300円超安の場面もあり、週中は荒れた動きが見られました。

同週の当ポートフォリオは +2.6%を記録しており、日経平均が最高値更新を挟む強い週だったことを踏まえると、概ね市場の勢いに乗れた第1週といえます。(要確認:日経平均の週間騰落率の確定値は提示データからは不明。今後精査が必要です)

ChatGPTは正しかったか

■ NTT(9432)

ChatGPTの読み:「守りの枠」として選定。値動きの小さい安定銘柄として、ポートフォリオ全体のリスクを抑える役割を期待

実際の動き:取得単価148.8円に対して1週目価格は146円。前週比 -1.9%、損益は-560円

検証:守り枠として想定された値動きの小ささは、今週は「下落の小ささ」として機能しました。NTTは2027年3月期の純利益が5.5%の減益予想となっており、この先行き不安が株価の重しになっているという背景があります。2024年6月以降、150〜170円のレンジ相場が続いており、大きな上昇には新たな材料が必要な状況です。ChatGPTの読みは「大きく崩れない」という点では近い動きでしたが、「安定して微増」という期待には届いていません。

■ 日立製作所(6501)

ChatGPTの読み:AI・電力・インフラ成長を狙う「成長枠」として選定

実際の動き:取得単価5,126円に対して1週目価格は5,300円。前週比 +3.4%、損益は+696円

検証:ChatGPTが想定した「AI・インフラ成長」という読みと、実際の動きはかなり一致しています。日立は生成AI特需を背景にした送配電事業の急成長を受け、直近決算で2度目の業績上方修正を発表しており、AIインフラ需要とエネルギー転換という主軸事業が株価を下支えしています。また5月末には日立がAIを使った「考える工場」の取り組みが報道され、株価続伸のきっかけになっています。選定理由と実際に市場が評価した材料が、珍しく重なった事例といえます。

■ 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)

ChatGPTの読み:日銀の金利正常化に伴う「金利メリット銘柄」として選定

実際の動き:取得単価3,023円に対して1週目価格は3,219円。前週比 +6.5%、損益は+1,960円

検証:日銀による段階的な利上げ継続が三菱UFJにとって最も重要な強気要因とされており、金利上昇は貸出金利の上昇に直結するため、メガバンクの利ざや拡大に直接的な追い風となっています。ChatGPTの読みは今週の動きとよく合っていましたが、加えて日経平均が最高値を更新した強い週という市場全体の上昇気流にも乗っています。「金利メリット」という構造的な読みが正しかった上に、週全体の地合いも追い風でした。

市場は何を考えていたか

6月第1週の東京市場は、大きな波のある1週間でした。

6月2日には日経平均が一時1,300円超安となる急落局面がありました。ところが6月3日には1,667円高となって初の6万8,000円台に乗せ、史上最高値を更新しています。1日で急落して翌日に最高値、というめまぐるしい展開です。

この週の市場を動かした主な材料は、大きく2つです。

ひとつは「AIと半導体」の熱。情報・通信業の突出した上昇は、生成AIの社会実装に伴うデータセンターや通信インフラへの莫大な投資需要を見込んだ資金流入が牽引しています。日立(6501)が+3.4%を記録したのも、このAI・インフラへの資金流入が背景にある可能性があります(推測)。

もうひとつは「金利と銀行株」の動き。市場では2026年後半から2027年にかけての追加利上げシナリオが徐々に織り込まれており、利上げが続くほど銀行の収益環境が改善するという期待が銀行セクターを押し上げています。三菱UFJ(8306)の+6.5%は、この金利期待の体現です。

一方、NTT(9432)が唯一マイナスになったのは、今期(2027年3月期)の純利益が5.5%の減益予想となり、その失望感が株価の重しになっていることが背景として考えられます。全体が上昇している週でも個別の業績見通しには勝てない、という典型的な動きです。

ChatGPTが想定した「守り・成長・金利」という3つの役割分担は、今週の市場環境と概ねかみ合っていました。ただし、三菱UFJの大幅上昇には「最高値更新という市場全体の強さ」という追い風もあり、読みの精度だけで評価するには慎重さが必要です(推測)。

この実験で見えてきたこと

6月第1週は、ChatGPTの選定ロジックが比較的よく機能した週でした。

「守り・成長・金利」という3つの役割をそれぞれの銘柄に割り当てる、その設計思想自体は市場の動きと一致していました。

ただ、少し立ち止まって考えると、面白いことに気づきます。

ChatGPTが三菱UFJ(8306)を選んだのは「日銀の金利正常化メリット」という理由でした。この読みは正しかった。でも、同時に「日経平均が最高値を更新した週」という市場全体の上昇も重なっていました。

このとき、「金利メリットで上がった」のか「最高値更新の地合いで上がった」のか、どちらの影響が大きかったかを切り分けるのは難しいです。

AIは「理由を選ぶ」のが得意です。「この銘柄がなぜ上がるか」という説明を、流暢かつ自信満々に言語化します。でも市場は「複数の要因が重なったとき」に動くことが多く、どの理由が効いたかはあとから振り返っても曖昧なままです。

今週の三菱UFJはChatGPTにとって「当たり」の週ですが、それは「読みが正確だったから」なのか「たまたま市場全体が強い週に、その波に乗る銘柄を持っていたから」なのか。

この問いへの答えが積み上がっていくのが、この1年の実験の面白さです。

来週の問い

三菱UFJが1週目で+6.5%という強い出足を見せた。このまま月末まで続くのか、それとも利益確定売りが入るのか。6月中旬の金融政策イベント(日銀)を前に、ChatGPTの「金利メリット」という読みがどこまで通用するかが、6月全体の勝敗を左右しそうだ。

参考

EBC Financial Group|三菱UFJ株価の今後:2026年の金利上昇で再評価されるメガバンクの実力

Investing.com|NTT、2026年度第4四半期に過去最高収益を記録も株価は下落

XS.com|NTT株価が安い理由と今後の見通し【2026年】

XS.com|日立製作所(6501)の株価 今後10年間の見通し

Desk Research Design|2026/6/1 マーケットレビュー:日経平均 市場最高値更新の裏側

日経CNBC|日経平均株価が最高値、初の6万8000円台 終値1667円高の6万8402円13銭(6月3日)

日本経済新聞|日立、AI使い「考える工場」報道(5月29日)

注意点

この記事は投資助言ではありません。提示データおよびWeb検索情報にもとづく検証記事です。将来の運用結果を保証するものではなく、特定銘柄の売買をすすめるものでもありません。

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