この企画、ざっくり言うと

「AIって、本当に株で勝てるの?」その疑問にガチで答えるため、2026年1月からスタートした実験企画です。

・テーマ:ChatGPTが選ぶ銘柄は市場に勝てるかを、ルール固定で1年検証
・期間:2026年1月〜12月、毎月1回運用
・やり方:月初に原則3銘柄を買い、途中で売らず月末に一括売り
・条件:新NISA(成長投資枠)+SBI証券+S株(少額から買える仕組み)中心
・記録:毎月「選定理由→運用→損益→振り返り」を公開し、年末に総決算

投資経験ゼロでも読めます。数字よりも「AIがどんな判断をしたか」を追う記事です。

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今週の一行

フジクラが大きく沈んだままでも、ポートフォリオ全体が初めてプラスに転じた週でした。

AIの通知表:7月の成績、ついにプラスへ

第4週(7月21〜24日)終了時点の成績です。

実投資額70,139円が71,867円に。損益+1,728円(+2.46%)で、7月スタートから初めてプラスに転換しました。

WEEK 4 / JULY 2026
銘柄別の損益 — 第4週終了時点
フジクラ
5803 / 3株 / 購入単価 5,929円

−4,008円
−22.53%

FOOD & LIFE COMPANIES
3563 / 6株 / 購入単価 4,732円

+4,176円
+14.71%

T&Dホールディングス
8795 / 5株 / 購入単価 4,792円

+1,560円
+6.51%

ポートフォリオ合計
70,139円 → 71,867円
+1,728円
+2.46%

未投資の現金19,861円は成績に含まず。税金・売買手数料は考慮していません。

4週間の推移です。マイナスからスタートした数字が、最終週にゼロの線を越えました。

MONTHLY PROGRESS
損益の推移 — 第4週にゼロラインを突破
0円 −1,437 −1,273 −304 +1,728 第1週 第2週 第3週 第4週
同期間の日経平均は前週末比+0.73%(+470円)。ポートフォリオは+2.46%で、この期間は日経平均を上回りました。

ChatGPTは正しかったか:3銘柄の読みと現実

結論から言うと、当たったのは3銘柄のうち2つ。ただし勝敗の数より「金額の大きさ」が結果を決めました。

ChatGPTが各銘柄に与えた理由と、実際の値動きを並べていきます。

フジクラ(5803)― 成長テーマは正しくても、タイミングは読めなかった

ChatGPTの選定理由は、AI・データセンター需要の拡大と光ファイバーケーブルへの需要増でした。

ただ、7月初旬はすでに急騰後の調整局面。相場全体でもAI・半導体関連株への売りが強まっていました。

結果は購入価格から−22.53%。週間では小幅に戻しましたが(+2.71%・+363円)、損失の水準は変わりません。

「企業の成長性を正しく評価したか」と「今月の株価が上がるかを読めたか」は、まったく別の問いです。フジクラは、その差が数字にくっきり出た銘柄でした。

FOOD & LIFE COMPANIES(3563)― スシローが、ポートフォリオを1ヶ月支えた

スシローを運営するFOOD & LIFE COMPANIES(3563)は、海外展開の加速と業績再評価を理由に選定されました。

第4週は前週とほぼ横ばい(+0.35%)でしたが、購入価格からの上昇は+14.71%(+4,176円)を維持。この利益額だけでフジクラの損失−4,008円を吸収しており、ポートフォリオが機能した最大の要因はこの1銘柄にありました。

T&Dホールディングス(8795)― 静かだった銘柄が、最後に動いた

自社株買いと資本効率改善を理由に選定されたT&Dホールディングス(8795)。

第3週終了時点では損益がわずか+5円と、事実上ゼロの状態でした。ところが第4週に+6.49%(+1,555円)上昇し、ポートフォリオ全体のプラス転換を決定的にしました。

3週間「守りの銘柄」として静かに存在していたT&Dが、最終週にポートフォリオを引き上げる主役に変わる。これは少し予想外の展開でした。

PORTFOLIO ATTRIBUTION
寄与度 — どの銘柄が、全体をどれだけ動かしたか
フジクラ(5803)
−5.71pt

FOOD & LIFE COMPANIES(3563)
+5.95pt

T&Dホールディングス(8795)
+2.22pt

← マイナス寄与0プラス寄与 →
寄与度=その銘柄の損益が、ポートフォリオ全体の損益率(%)を何ポイント動かしたかを表す数値。合計すると全体の+2.46%になります。

市場は何を考えていたか:AI株の逆風と、保険株への視線

第4週(7月21〜24日)の日経平均は前週末比+470円(+0.73%)と小幅反発でしたが、市場の空気はまだ重かったようです。

週半ばに3,000円規模の戻りを見せたものの、週末に再び下落。中東情勢の再緊迫化(ホルムズ海峡問題)による原油高、円安、金利高が重なり、AI・半導体ブームの終焉を印象づける週でした。

フジクラが苦戦しているのは、この文脈と重なります。「AI需要」で選んだ銘柄が、「AI売り」の逆風をまともに受けた格好です。

一方で、AI・半導体売りの受け皿として保険・金融などディフェンシブ銘柄に資金が向かいやすい地合いもありました。「株主還元」で選んだT&Dが「AI売りの逃げ先」として動く。選定理由と市場の反応がズレている、この構図が毎週面白いんです。

この実験で見えてきたこと:3銘柄が「1つ」になる瞬間

フジクラは大きく外れたまま。それでもポートフォリオ全体はプラスになりました。

これは「1銘柄が当たった」という話ではなく、3銘柄が組み合わさって初めて生まれた結果です。

ChatGPTがこのシナリオを意図したとは思えません。「AI需要・海外展開・株主還元」という異なる3つの理由を割り当てたことが、結果として異なる値動きを生み、分散として機能しました。

意図せず出来上がったポートフォリオが、意図したかのように動く。AIを使った投資検証をしていると、こういった偶然の構造に気づく瞬間があります。それが、この企画を1年かけて続けている理由のひとつです。

参考

株探ニュース「来週の相場展望」2026年7月24日(Yahoo!ファイナンス)

株探ニュース「マーケット日報」2026年7月23日(Yahoo!ファイナンス)

株探ニュース「マーケット日報」2026年7月17日(Yahoo!ファイナンス)

株探「T&Dホールディングス(8795)ニュース」

注意点

本記事は、ChatGPTが選んだ銘柄のパフォーマンスを検証することを目的としたドキュメンタリー記事です。特定の銘柄の購入・売却・保有をすすめるものではありません。提示されたデータに基づく検証であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資に関する最終判断はご自身でお願いします。

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